KP−07/DDI-Pに関する総合評価(’98・8月版)


−titile−

1・KP−07に関する評価
1)送受信に関する特性
2)機能
3)データ通信(with MC-6530)

2・DDI-Pに関する評価
1)エリア展開について(札幌・東北・東京)
2)各種サービスについて
1)「駅前探検倶楽部」
2)「情報ダイヤル」
3)「ボイスミーティングサービス」
4)「P-Mail」
5)データ通信

3・最終評(感想)


1・KP−07に関する評価
1)送受信に関する特性
・CS間のハンドオーバー時に失敗する事が非常に多かった。(粘るから?)
・バー表示はそれなりに信用できる。

2)機能
・DDI-PのP-Mail対応端末のほとんどに言えることだが、今までNTT-PのCTに慣れてきた私にとって「P-Mailボタン」ですぐMsgの作成に入り、送信できるのは非常に楽であった。
・塗装が専売店モデルとキャリアモデルで丁寧さが違うように感じたのは私だけだろうか??

3)データ通信(with MC-6530)
・データ通信開始時にトーン音が出ないのは、外出時に非常に便利。
・CSとの組合わせが悪かったのか、通信途中での急な切断が非常に多かった。
(データのDLには向かない。実際、何度も途中で落ちて非常に無駄な思いをした)


2・DDI-Pに関する評価
1)エリア展開について(札幌・東北・東京)
・札幌や東京で使っている分には他キャリアとは遜色無いが、移動中は幹線道路から少しでも外れると、幹線道路のCSを掴んでいる関係上、ハンドオーバーに時間がかかってしまう。
・東北は他キャリアよりもエリア化が進んでいる。小規模の市町村で携帯よりも使える場合があった。これは◎

2)各種サービスについて
1)「駅前探検倶楽部」
・ガイドブックに代わってタイムリーなデータをリアルタイムに送受信するという試みは非常に面白い。
・ただ、現段階では飲食店情報にせよ各種スポット情報にせよ、絶対的な情報量が足りない。また、エリアも山の手線内だけというのは不足。横浜など周辺の歓楽街についても早期に提供して欲しい
・詳細天気予報はデータ量も軽く、実用レベルになっている。このサービスなら現在のやり方でいつでも十分に使える。
・ただ、東芝の該当ページは様々なタグを使っているので重く、遅いのでとても外出先でノートパソコンを広げ、PHSを繋いでデータ通信をしてまで情報をDLしようという気にならない。
・また、情報サービスに行き着くまでにユーザーが行なうべき手順が多すぎる。
(通信前の位置登録→接続→該当URLへ移動→検索情報入力)

2)「情報ダイヤル」
・プロ野球結果速報を利用。電車の中などちょっと暇な時に使うには丁度いいかも。
・電話帳に登録するなど、恒常的に使うためには利用者側に若干の工夫が必要。

3)「ボイスミーティングサービス」
・遠距離の人間と通話する時に相互に料金を負担するという使い方
・多人数で通話時に便利
・ただ、音質が悪いように思えた(インターネット電話しているような感じ)。
・利用する場は多いと思うので、利用手順を今よりもPRすべき。

4)「P-Mail」
・各社共同して相互にメッセージを送れるのは便利。
・若い女の子が月の通話料10,000円というのも分かるような気がする。1回のやり取りで5回程度はメッセージが往復するので、これだけで月2,000円程度はかかっているもうなずける。
・ただ、昼得コースでP-Mailも料金2倍というのはちょっと高い。10秒以内の短時間通話は倍額の対象外として欲しかった。

5)データ通信
・「70秒まで20円」 (通常のPIAFS接続)だと、外出先等での短時間接続や、深夜の接続ではNTT-PやASTELの方が安くなっている。(大抵は60秒10円以内の通信で終わるから)、データ通信の発呼量を増やすにはもう一ひねり必要。
・接続までの時間が長い(15秒程度)。まるでアナログ回線を使っているような錯覚に陥る。これなら外で手早くデータをやりとりすることができない。デジタルで接続しているのだから、他キャリア並に2〜3秒で接続できるように改善するべき。
・P-MALは他キャリアの同様のサービス(パルディオネットサーフィン、らくらくNET)に比べて割高である。価格面でも競争して欲しいと思いました。